温故知新

自分用

rekordbox楽曲管理について

投稿日:2024/2/29

編集日:2024/2/29

 

 

序(前提)

【使うソフト】

①ミュージックアプリ バージョン1.3.3.2 ※Mac OS標準搭載

→WindowsPCであればiTunesがほぼ同じ挙動・UIかと思います。

②rekordbox バージョン6.8.2 ※freeプラン

 

CD購入→ミュージックアプリでリッピング→レコボのコレクションへ追加

DL購入→ミュージックアプリへコピー→必要に応じて音質統一→レコボへ

という流れで楽曲管理しています。

 

1 設定

1-1 マスター音源は全て外付けSSD

ミュージックアプリに紐付く楽曲ファイル・ライブラリデータも、

それをもとに構成されるレコボのマスターデータベースも、

内蔵ストレージには置かず外付けSSDに保管しています。

 

【メリット】

①PC側でトラブルが起きた時、予備機対応やデータ移行・バックアップがスムーズです。

②特にノートPCの場合、内蔵ストレージ容量を気にしないため、コストを抑えてPC購入できます。

 

【デメリット】

①レコボのEXPORTモード/PERFORMANCEモードを使用してDJする場合、プレイ中にUSB端子が外れると音が止まります。

②外付けSSDを忘れると、出先でレコボを開くことができません。

 

1-2 ミュージック(iTunes)アプリの設定

購入したCD/DLデータをアプリへ取り込みます。

下記が設定内容です。

「ミュージックのメディアフォルダの場所」に外付けSSDを指定します
(すでに内蔵ストレージに格納されるように運用している場合は、移行するとしても時間がかかると思いますから一旦飛ばしてください)

 

44.1KHz*16bit=1411Kbpsが欲しい+Mac利用でタグが付けやすいという理由でAIFFを選んでいますが、WAVやMP3でもいいと思います

 

CDリッピングAIFF、DL購入はWAVを基本としています

 

読み込み設定で選択した拡張子・ビットレートで変換もできます

 

1-3 レコボの設定

ミュージックアプリで指定したメディアフォルダの場所と同じストレージをマスターデータベースとしています
(これもすでに内蔵ストレージがマスターになっている場合は、ライブラリ・キュー情報の移行がやや面倒なので飛ばしてください)

※外付けSSDをマスターデータベースとした場合、そのストレージがPCに繋がっていない状態ではレコボが起動しません。

 

2 楽曲インポート+キュー打ち

2-1 効率化のためのレコボ設定

デフォルトから変更しているところは下記くらいです。

正直これもお好みでどちらでもいいと思いますが・・・

 

赤(低音)緑(中音)青(高音)に分けて見られます+次のメモリーキューまで何小節かわかります

 

よく使うショートカットも挙げておきます。

画像はデフォルトですが、適宜使いやすいようにキー配置を変更してもよいと思います。

スペース→C(Cue)→M(Memory)を繰り返してメモリーキューを打っています
ここには項目無いですがキーボードの左右の矢印で1小節ごとに送れるので、キュー打ち後に右矢印8回→C→Mという流れもよくします

 

N(Next)、B(Back)ということなんでしょうか

 

2-2 ミュージックアプリからレコボのコレクションへ

ミュージックアプリで曲選択→ドラッグアンドドロップでレコボへインポートしています。

 

ハイレゾ音質は要注意

24bit/96KHz/FLACなど → CDJのモデルによっては再生できません。

16bit/44.1KHz(48KHzでもOK)のAIFF等に変換して管理しています(前述)。

画像には記載がないですが、高サンプリングレート(96KHz)だけでなく高ビット深度(24bitや32bit)も旧モデルCDJとは相性が悪いように感じています

 

2-3 基本のレコボ画面表示

私自身まだまだ整理されてないですね

①インポートしたものはバックアッププレイリストへ

→予備SSDにレコボライブラリの全曲バックアップをとっているためです。

なお1つのプレイリストに1万曲を超えて格納すると、エクスポートができません。

 

②サンプルレート/ビット深度/ビットレート/拡張子をチェック

→24bit/96KHz/FLACなどの文字列が見えたら要変換かと思います。

ビットレートが1536/1441/320であれば大体OKだと思うので、時間が無ければこれだけチェック?

 

2-4 黙々とキューを打つ

ガシガシ打っていきます。

頭出し・サビ(ドロップ)の終わり・ループしたいフレーズ→ホットキュー

曲の展開ポイント・曲の終わり→メモリーキュー

という打ち方をよくします。

自然と、ホットキューから一番近いメモリーキューまで4or8or16小節になっていることが多いです。

 

BPMが途中で変わる曲のグリッド】

 

曲頭のBPMに合わせてグリッド調整します

BPMが変わるタイミングで「現在の再生位置以降の調整を行う」ボタンを押します
(メモリーキューも打っておくと安心)

以降のBPMを設定します

ライブラリ上では曲頭時点のBPMが表示されますが、手入力で修正できます
(私はミックスネーム欄にBPMをメモっています)

 

(余談)

いわゆるクリック等を使わずレコーディングされている場合など、常にテンポが揺れながら楽曲が進行するものもあると思います。

このような場合は楽曲解析モードを「ダイナミック」にしたり、

小節ごとに区切って細かく手作業でグリッド調整する方法もありますが、

私自身そこまでのことをしたことはありません。

結局のところ、波形・表示BPMだけに頼らず、耳でしっかり合わせられる力が必要な場面があるように感じます。

 

2-5 楽曲情報・タイアップ入力

長らくWikipediaなどを見ながら手作業で入れていましたが、

[Anison Generation]データ検索」という衝撃的なデータベースサイトの存在を知りました。

かなり網羅されていると思います。

 

Chrome拡張機能を作成された方もいらっしゃり、とんでもなく短い時間でインプットが可能になっています。

 

 

3 イベント用プレイリストの作成

他の方も大体同じような手順だと思いますが、私の思考を一応共有します。

歌モノDJの脳みそなので、クラブミュージックのDJの方は全く違う考え方をされるかもしれません。

 

①とりあえずかけたい曲をめちゃくちゃブチ込む

②ジェットコースターの頂点に置きたい曲を選ぶ(複数あると良いかも)

③頂点から次の頂点までの道のりを考える

④近似調、近似BPMで並べてみて、だんだん繋ぎ目を細かくする

⑤前のDJから受けやすい曲/セットの中心となる曲/次のDJに渡しやすい曲/予備の曲に分けて準備完了

 

こんなことを考えてますが、実際はカッチカチに組んだセットリストを頭からドン、なことも多いです。

ただ、曲かぶりや様々なトラブルなどで予定通りに行かないのがDJの面白さでもあると思うので、準備したものに固執せず、時には捨てながらゴールを目指す気持ちでいたいなと思っています。

(色んなことに対処できるDJは本当にかっこいい)

 

私自身もDJソフト・機材にそれほど明るくないので、

便利機能があれば是非教えてください。

 

今後なにか思い浮かんだら追記するか新しく記事を書きます。

 

お読みいただきありがとうございました。